元汚部屋の住人であった私がスッキリとした生活をするようになるまでの軌跡をたどります。
今回は汚部屋になったきっかけについてまとめました。
- 汚部屋と自覚したのはいつでどのくらい続いたのか?
- 12年間の汚部屋生活はどうだったのか?
- 汚部屋を脱するきっかけは?
私が汚部屋と自覚してから、日々抱えた生きづらさも書き綴っていきます。
汚部屋になったきっかけ
私が「自分の部屋は汚部屋」だと自覚したのは中学校2年生の時でした。
中学校での勉強や部活に加え、所属していた劇団の活動に本腰をいれたことがきっかけだったと記憶しています。
朝学校に出発してから放課後は着替えて荷物をもって電車に乗り、18:00~21:00までレッスンを受けていました。
ほぼ休みなく毎日のように稽古をしていたから、家にいるのは夜22時~翌朝8時くらいまででした。
中学生にして社畜社員のようなスケジュールで動いてたんですね、私。そりゃ部屋も汚れますわ。
その後結婚する26歳まで、私は汚部屋で暮らしていました。その期間約12年。長い。
忙しくてすべて後回しに
家にいるのは夜22時~よく朝8時までという生活は高校2年生の春まで約4年間続けました。
パズルのように組まれたスケジュールの中で、自分の芸を磨くことばかりに注力していたので、部屋の片づけは常に後回しになってました。
幸い実家暮らしで、洗濯物は出せば洗ってもらえるし、お弁当箱や水筒も流しに出しさえすればきれいになってました。
それでも、飲みかけのペットボトルには何かが浮遊してることはよくあったし、洗濯物が部屋の隅に積みあがってるなんてことは日常でした。
部屋よりも優先するものがある生活
劇団をやめてからも予定を詰め込む癖は抜けないので、バイトをしたり、恋愛をしたり「部屋よりも優先する生活」をしていました。
バイトをすればお金がもらえるので、劇団に通っていた時より使えるお金が増えて、洋服などのおしゃれにお金を使うようになったので、物がどんどん増えていきました。
これが、私の汚部屋が進んだ大きな要因だと思います。
ずっとこのままでいいと思っていたわけではない
汚部屋に暮らしながらも常にどこかで「どうにかしなければ」という思いはありました。
社会人になったり大学生になってから、生活のしにくさを感じるようになりました。
- いつも着ていく服がない
- 探し物が見つからない
- 見つからないから買う→物が増える
物はどんどん増え、間に合わせで買うのでそれほど愛着もわかず…。
この繰り返しで、多くの物に囲まれる生活をしていました。
とはいえ、実家暮らしなので時折「部屋のドアが開かない」と小言を言われ、部屋の物を全部床に卸して、大整理大会みたいなものを開いていた記憶があります。
そのたびゴミ袋3つ分くらいのごみを出し、洗濯物を大量に出すからお母さんに怒られたりしました。
あの程度の汚部屋で済んだのは、「実家暮らしだったから」本当に一人暮らしだったらヤバかった。
汚部屋を脱したきっかけは結婚だった
結果的に私が汚部屋を脱したきっかけは結婚でした。
結婚に伴う引っ越しで、自分の物の多さに驚愕し、いっそすべて捨ててしまえと思えたのがきっかけでした。
でも、これは今思えば「最終手段だったんだ」とわかります。
引っ越しを決意する前にできることいっぱいあるし、引っ越しても意識を変えなければ「また気づいたら汚部屋になっていた」なんてことはよくある話なのです。
習慣や癖ってなかなか抜けないから、意識を変えることが容易ではないんですよね。
まとめ
私が汚部屋に暮らしていたのは、長年部屋よりも違うものを優先して生きる癖がついていたからでした。
現在はその癖は抜けつつあり(たまにぴょっこり出てきますが)床に物がない生活をできています。
そこにたどり着くまでにはたくさんの障害物が用意されていました。
汚部屋に暮らしていた方はわかるでしょう、管理しきれないほどの物に囲まれる生活は、地味につらいです。
いつもどこかイライラし、外出して気を晴らしたり、何か別の物に転嫁したりしてました。
わかっていても意識は、強く舵を握っていないと容易にもとに戻っていくんですよね、こわいこわい。