咳が止まらないのは、辛いです。
私がこの冬に体験した「咳喘息」の発症から現在に至るまでの対策や対応について、忘れないようにまとめていこうと思います。
過ぎてしまえば、思い出補正され「なんとなくつらかったなぁ」で終わってしまうので、「とんでもなく辛い中で私が乗り越えてきた術」として、残していきます。
今回は一番つらかった「発症から受診するまで」について書き記していきます。
ゲホ!ゲホ!ゲホゲホゲホゲホ!ゲホ!ゲホゲホ!
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私が咳喘息を疑ったのは、咳が出始めてから3日経ってからでした。
のちに呼吸器内科の先生による説明を聞いたところ、喘息を引き起こす原因は人それぞれだそうです。
- 感染症(風邪、インフルエンザ、新型コロナ)
- アレルギー物質(ハウスダストや花粉症)
- 寒暖差
- ストレス
私の場合は、感染症をきっかけに発症するタイプのようです。
発症した時期は我が家でインフルエンザが流行っており、長男→夫→次男→お義父さんと家庭内感染が起こっていました。
私自身発熱や発症はしませんでしたが、感染しており、葬儀の忙しさを乗り切った後に咳喘息が出始めました。
ここに私がのどの違和感を感じてから、受診に至るまでのカレンダーをまとめました。
日曜日(お義父さんの葬儀当日) | 夜からのどに違和感 |
月曜日 | のどの痛み |
火曜日 | のど腫れ、声でない |
水曜日 | 16時を過ぎると体調が悪くなる |
木曜日 | 咳が止まらなくなる(1日中) アセトアミノフェン服用、改善しない。 |
金曜日 | 夜眠れないほど咳込む、胸が刺すように痛い、ロキソニン服用が改善しない。 |
土曜日 | 咳がピーク、背中上部が痛い。 ロキソニン服用。(気休め) |
日曜日 | 明日は絶対に病院に行こうと決意する。 |
月曜日 | 呼吸器内科・受診 |
木曜日から夜眠ることが出来なくなり、家にある薬を服用するも効果を感じられない辛い日々を過ごしました。
眠れないって本当につらい…。
実は以前にも1週間程度激しく咳込み夜中眠れないことは人生で2回ほどありました。
のどの風邪を引いたのだと思っていましたが、そのころから咳喘息だったんでしょうね。
「咳が止まらない」って言葉だけでは、自分の咳は「咳が止まらない」レベルに達しているのか分からないこともあるでしょう。
私も喘息や咳喘息の症状をネットで検索しまくりました(検索魔)
- 咳したい感じがある(ううううーーってなる感覚)
- のどや胸がむず痒い
- 止めようとしても止まらない咳がでる
- 咳が出始めると落ち着いて呼吸ができる気がしない
- 腹筋上部が筋肉痛になる(腹筋が割れる)
- 咳で長時間眠れない
- 何度も咳が続く、冬場なのに汗をかくほど咳が続く
他にも咳喘息の特徴として、「乾いた咳が出る」というのがあるのですが、私自身乾いた咳とはなに??という認識なので、ここには書き加えないでおきます。
一つでも当てはまったら、呼吸器内科で見てもらうことをおすすめします。
「喘息」と聞くとそれだけで治療が長期化するとか治らない病気と思う人もいるでしょう。
なんかめんどくさいな、このまま自然に治ってくれるんじゃないか?と期待する人もいるでしょう(私がそうだった)
でも、感染症でも喘息でも、受診すれば今の苦しい状態からは脱することができます(できました)
辛い時は専門家に助けてもらう!それが私のベストアンサーでした。(判断が遅かったけどね)
止まらない咳と眠れないストレスが限界に達して、呼吸器内科の受診をしました。
午前中に受診し、出された発作止めのメプチンエアーを吸入したところ、1回の吸入であんなに止まらなかった咳が出なくなったんです。
メプチンエアーは発作止めで、苦しい発作を緩和してくれるすごく優秀な吸入薬ですが、喘息そのものを改善してくれるものではありません。応急処置のための薬です。
それでも、かなり苦しかった止まらない咳を軽くしてくれる力に感動し、「もっとはやく受診すればよかった!!」と思いました。
1回目の受診では、発作止め以外にも3つの薬が処方されました。
- モンテルカスト10mg
- テオドール錠200mg
- テリルジー200エリプタ14吸入用
ひとまず、この薬たちと頑張っていこうと思ったのですが、そううまくはいきませんでした。
副作用に悩まされることになるとは…副作用のお話は副作用編で語りたいと思います。
さて、咳が出始めてから医療機関に受診するまでの間に私が意識してやったことを紹介していこうと思います。
咳をすることで、周りからの視線が気になったり「咳してすいません」と思ったりするのは辛いです。
出てしまうものはしょうがないのですが、なるべく咳が出ないように、自分自身が気持ちよく暮らせるように工夫は出来ると思います。
何をしていても咳喘息の場合、咳は止まりませんので、気持ちだけでも和らげられるようにしたいですね。
咳をしてもいい環境に身を置く
私が特に意識したのは、存分に咳が出来る環境に身を置くことです。
- 会社で一緒に働く同僚に「たぶん喘息で咳が止まらないんです」と伝えておく。
- フェイスタオルを用意しておき、咳の消音に活用する。
- 暖房の風にあたると咳が出るので、当たらないように工夫する
- 咳が止まらなくなってしまったら、落ち着ける場所を見つけておく
私は1日4時間のパート勤務で、会社の内勤なので、一緒に働くメンバーに自分の状態を伝えておくことで、かなり精神的に楽になりました。
感染症が流行る時期は特に咳ばらいをするだけでも気にする人がいますから、自分の精神を安定させることができます。
加湿をする
加湿をすることでのどの状態が楽になるのを感じたので、家にいるときや就寝時は自分に加湿器の蒸気が当たるように加湿しました。
入浴すると体が楽になるのを感じたのと、蒸気を吸うことで痰が切れやすくなるのを感じたので、むせない程度に加湿器の前で水蒸気を吸ってました。
ネブライザーを購入しようかと本気で悩みましたが、今のところ加湿器で頑張ってます。
昼間のうちに仮眠をとる
咳喘息は夜間に発作が出たり症状が悪化する特徴があります。
1時間連続して眠ることが出来ない状態が何日も続くため、疲れが溜まり疲労が回復しません。
夜明け頃から昼間の間は、比較的発作が起きにくいので隙あらば仮眠と昼寝をしていました。
…息子たちの授乳期を思い出しました。
上体を起こして眠る
まさにこの写真のように、上体を起こしてソファーにもたれかかった状態で就寝していました。
完全に横になって寝るより、咳が起きにくいように感じました。
まあ、熟睡はできないし、腰や肩、首はがちがちになりますので、一長一短ですが、眠れないよりマシ。
布団をすっぽりかぶれないので、すごく寒かったです(エアコンの風もNGなので厚着するしかない)
粉っぽい物や刺激的は食品は避ける
咳を誘発する粉っぽい物、すすって食べる食事、刺激の強い食品は避けるようにしました。
食事中であろうと咳は容赦なく出ます。
ラーメンやうどんなどすすって食べるものは、蒸気で咳が誘発されて食べられませんでした。
キムチなどの辛い物も、のどが刺激されて咳込んでしまいました。
…正直、何を食べていたのかさえ、記憶にありません(それくらいいっぱいいっぱいだった)
今回は私がこの冬に体験した咳喘息のお話しで、発症から受診までにできる対処方法をまとめてきました。
今回当時の手帳をみながら記事を作成していたのですが、思い出すだけで辛い日々でした。
日記にも「明日こそはよくなるはず!」とポジティブに考えているメモがあり、そう思うことで何とか自分を鼓舞しないとやっていけない状態だったことが伺えます。
…受診したときに先生に「よく頑張りましたね」と言われて、泣きそうになりました。
本当に、翌自力で頑張った、私。
なので、私は早めの受診をおすすめします。喘息は自力で乗り切るのは辛すぎる。頼っていい分野です。